TAS州でレザーウッド求めて巣箱を原生雨林に空輸

TAS州西部の奥深い森林地帯だけにある貴重種

 蜂蜜の風味ではTAS州西部の原生林地帯に成長するバラ目の木、レザーウッドは他の木にない独特の風味で知られている。しかも、この木はその地域にしか見られないため、スーパーマーケットなどでも他の蜂蜜の2倍の値段がついている。

 レザーウッドの開花期を迎えており、TAS州の養蜂家が4000個の巣箱をアーサー・リバー森林保護区に移動する時期だが、2016年6月にパイクス橋が洪水で流されたまま毎年の巣箱を置く地区が途絶したままになっている。道路を補修するには何百万ドルもかかるため、養蜂家のリンゼー・バークさんは、200個を超える巣箱をヘリコプターで空輸するという最後の手段に訴えた。

 バークさんは、「TAS州の蜂蜜の70%から90%はレザーウッドだ。レザーウッド蜂蜜を取るためにはこれしか方法がない。それくらいせっぱ詰まっているのだ」と語っている。

 先週、100万匹近いミツバチをおさめた216個の巣箱がレザーウッド保護区に運び込まれた。また、空輸にはQLD州で専用に作られたヘリコプター運搬装置が用いられている。また、この巣箱の空輸には6戸の養蜂家が参加しており、いずれも、「巣箱の空輸など聞いたことがない。しかし、レザーウッドの蜂蜜が採れなければ、この事業もあがったりになる」と語っており、中には「こんなに素晴らしい思いをしたのは初めてだ」と興奮する養蜂家もいる。

 一方、パイクス橋の方は修理完成は早くとも3月、その頃には蜜でいっぱいになった巣箱をトラックで搬出することができるのではないかと養蜂家は期待している。

 2016年にレザーウッド蜂蜜は世界最高の蜂蜜と折り紙がついたが、毎年1000トンしか生産されていない。しかし、レザーウッドの木そのものが限られていること、また、蜜蜂の不足で受粉が十分でないということも起きている。
■ソース
Beehives airlifted to Tasmania’s leatherwood trees to bypass flood-damaged bridge

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