石炭火力を揚水ダムとガス火力で代替

AGLのレーク・リデル発電所廃止に向けて代案

 エネルギー企業、AGL社と連邦政府は、ハンター地域で同社が運営するレーク・リデル石炭火力発電所の存続をめぐって交渉を続けていた。AGL社は2022年をめどに老朽化した同発電所の閉鎖を計画しているが、連邦政府は同発電所の継続稼働を求めていた。

 9月19日には、AGL社が、同石炭火力発電を揚水ダム発電とガス火力発電で代替する考えを明らかにした。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 AGL社は、「同石炭火力発電所は老朽化が激しく、信頼性もなく、経済的にも採算性が悪い。そのため、代替発電施設を考えていたが、揚水ダム発電や通常ガス火力発電を考えている」として、90日以内に決定を発表する。

 先週、AGL社のアンディ・ビージーCEOは、タンブル連邦首相の圧力に屈し、「2022年以降さらに5年間稼働を延長するか、同発電所を運転する用意のある企業に売却することを取締役会で話し合う」と発表していた。

 2013年にNSW州政府の委託でウォーリーパーソンズ・コンサルティング社が作成した報告書によれば、リデル発電所の稼働を10年延長するには少なくとも9億8,000万ドルの経費がかかるとしており、しかも、この数字は2022年までの発電所メンテナンスの経費を含んでいない。報告書では、発電所のボイラーだけでもメンテナンスには1億4,000万ドル以上の経費がかかる上にこれだけの投資をしても発電所の信頼性は保証できず、施設の各所の故障が増えることが予想される」としている。

 リデル発電所は1970年代に建設され、粉末石炭を燃やす500MW発電機4基を擁しているが、2月の熱波時に故障し、大規模な停電を引き起こした。
■ソース
AGL’s coal-fired power station at Lake Liddell could be replaced with hydro and gas generation

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