シドニーのライト・レール工事柵は早くとも11月まで

工事期間が1年延び、周辺商店・企業に影響

 7月2日付ABC放送(電子版)は、シドニー都心部のライト・レール軌条敷設工事に伴う現場の防護柵は早くとも2018年11月までこのままになり、クリスマス前のショッピング・シーズンにもジョージ・ストリートの小売店の前は鉄柵で囲われたままになる見込みと報じている。

 ライト・レール延伸計画は工事が何か月も遅れたり、12億ドルのプロジェクトを巡って下請け会社2社が州政府を訴えたり、またヘイマーケットの工事現場近くを歩いていた若い女性が工事現場の漏電で感電するなど様々な問題に見舞われている。

 また、都心部と南東部の路線の建設を請け負っているコンソーシアム、ALTRAC社は、NSW州政府のプレッシャーを受けており、11月までには都心部北部、サリー・ヒルズ、ムア・パークなどの区間で防護柵を撤去または縮小する、また、都心部南部の区間は2019年1月までに防護柵を撤去または縮小すると発表している。ランドウィック、キングスフォード、ケンジントンなどの区間の防護柵撤去は2月になる。

 ALTRACのグレン・ベントリーCEOは、「軌条敷設工事は4kmを残すのみとなり、9月までには敷設工事は完了する。また2018年末までには土木建設工事はほぼ完了する」と語っている。

 ライト・レール延伸工事期間が大幅に伸びたため、沿道の商店が閉店に追い込まれるなどが続いており、政府の賠償を求める事業所もある。

 シドニー・ビジネス会議所のパトリシア・フォーサイス会頭は、「事業所、特にジョージ・ストリートの事業所はようやくこのライト・レール延伸工事完了のめどがついて喜んでいると思う。このプロジェクトの関係者は、この工事の遅れでこれ以上活動の妨げが続くことがないよう懸命の努力を払ってきたことと思う。ライト・レールが開業すれば、これまでの問題も過ぎたことと考えるようになり、都市のアメニティが大幅に向上したと肯定的に考えるようになることと思う」と語っている。
■ソース
Sydney’s light rail barricades to remain in place until at least November

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