シドニー・ロックス地区のシリウスアパート・ビル売却

NSW州政府、開発業者に1億5,000万ドルで

 6月28日、NSW州政府は、ミラーズ・ポイントにある元公営住宅アパートメント・ビル、「シリウス」を不動産開発業者に1億5,000万ドルで売却したことを発表した。

 ロックスの上にそびえるさいころを積み上げたような建物は、ロックス地区再開発の時期に住宅を明け渡し借家人を収容するため、「ブルータリスト」と呼ばれる建築様式で建てられ、1981年に公営住宅として発足した。

 最近になって、NSW州政府が住民を立ち退かせ、民間業者に売却する計画を進め始めた。これに対して、建物そのものの保全を要求し、「歴史建造物」として登録することも勧告された。

 しかし、2018年には最後まで残っていた住民が立ち退いており、保守連合州政府がいつでも売却できる状態になっていた。

 メリンダ・ペイビー住宅問題相は、「建物はJDH Capital社の所有するSirius Developments Pty Ltdに売却した。建物は内部を改修し、89戸のアパートと商業スペースとして再開発される。また、売却収入で630人分の公共住宅を建てることができる」と発表している。

 Heritage Council of New South Walesが州政府に勧告していたが、2017年、州政府は登録しないことを決定し、それに対して土地環境裁判所で争われたが、裁判所でも州政府が勝訴している。

 ミラーズ・ポイント地区の他の公共住宅も189戸が売却され、7億5,000万ドルが州財政に入っており、その収入で1,500戸の建設が計画され、これまでに1,300戸が完成している。

 Save Our Sirius Foundationのショーン・カーター氏は、バランガルー開発の例も挙げ、政権と開発業者の関係に不信を表明している。
■ソース
Sydney’s iconic Sirius building sold to developers for $150 million

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