NSW州、ソーラー・パワーの温室建設

ハンター地域で難民、移民労働力活用

 NSW州ハンター・バレーにオーストラリア最大規模の温室の建設が進んでいることが報道されている。この温室は太陽光をエネルギー源として稼働するよう設計されており、建設には新しい難民や移民に雇用の機会を提供している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 この温室はニューカッスルの北岸、海に近い地域、フラートン・コーブに建設中で総面積を16ヘクタールを越え、ラグビー場20面相当の大きさ。オランダの投資家、コル・ディッセルケーンはオランダ各地で温室を開発しており、オーストラリアにもこの温室建設のために資材と労働力を投じている。

 栽培出荷が始まれば、年間1万5000トンのトマト、キューリ、ピーマンなどを生産する予定で、ディッセルケーン氏は、「私たちの会社は面積当たり生産量は従来の14倍になり、屋外の畑栽培に比べれば膨大な生産力になる。また、気候環境に関わりなく年間を通じて安定した生産が可能であり、顧客企業に通年で安定した供給ができる」と述べている。

 この温室プロジェクトが発表された当座、エネルギー源を炭層ガス(CSG)に求めるとしていたため、反対も強く、論議を巻き起こしていた。しかし、当初の計画を変更し、エネルギー源をすべてクリーンなエネルギーに求めることになった。ディッセルケーン氏は、「水は建物の屋根に降った雨水を利用する。それだけで作物栽培には十分な量だ。最大限の効率を挙げると同時に将来的にも環境にもっとも優しい設計になっている」と語っている。

 しかも、この温室は建設から生産段階まで新しい難民と移民の労働力に頼っており、非英語圏から来た難民、移民には最初の就職が一つの難関になっているが、この温室建設段階で100人を越える難民、移民が働いている。
■ソース
Massive solar-powered glasshouse in NSW Hunter Valley to employ refugees, migrants

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