失業率安定化、フルタイム雇用増大

経済にも楽観的な気分が広がる

 過去5か月、フルタイム雇用が増大しており、国内経済にも楽観的な気分が広がっているが、ABCのコメンテータは懐疑的な姿勢を崩していない。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 失業率は2013年3月以来の最低記録と同水準になっており、フルタイム雇用成長率も1988年以来の最高水準になっている。しかし、統計局(ABS)や専門家は、「フルタイム雇用は10年前と比べても見劣りがする」としている。

 アナリストの間でも意見が分かれており、「オーストラリア経済はようやく曲がり角を過ぎた」と考えている者もいれば、これまでの記録的な失業率のために賃金上昇率が抑えられているとしている者もいる。

 通貨市場は豪ドルが2年ぶりに80米セントの水準を破りかけ、79.89米セントまで行ったがその後再び元の水準に戻った。

 エコノミストの間では、14,000人の雇用増加、6月の失業率も5月とほぼ同じ5.6%と予測されていたが、ほぼ的中し、ただ、フルタイム雇用が62,000人増えたのに対してパートタイム雇用が48,000人減少している。そのため、1か月の人時間総労働時間数は0.5%増加している。

 ABSのブルース・ホックマン主任エコノミストは、「フルタイム雇用が盛り返してきている。2016年9月以来でも187,000人のフルタイム雇用増になっており、この5か月間はさらに勢いを増している」と語っている。

 ただし、全雇用に占めるフルタイム雇用は68%だが、10年前には72%の水準にあった。また、全雇用に対するパートタイム雇用の率もオーストラリアは世界の先進経済国中第3位の高率になっている。
■ソース
Unemployment steady, full-time jobs rebound, but is the economy as good as it looks?

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