シドニー住宅不動産競売成約率鈍化

ブームにようやく限界が来たとの観測も

 1980年代末の不動産ブームでは日本人が「価格を吊り上げている」と攻撃されたが、今回のブームでは中国人が攻撃の的になっており、政府に外国人の不動産購入を今以上に制限することへの期待も強まっている。あいにく、オーストラリア国民のほとんどがすでに外国人の住宅投資を制限する制度と機関があることに無知である。専門家は、「中国人が対象にしている物件と初めての持ち家購入者が対象にしている物件は異なっており、中国人の不動産購入が原因とは考えられない」と説明しており、結局、今回も不動産価格を押し上げているのは他でもないオーストラリア国民自身の不動産投機熱だったというお粗末に終わる可能性も高い。

 この何週間か、住宅の下見や競売参加者が減っており、「シドニーの不動産ブームもようやく終息に向かうか」と報道されている。

 専門家筋は、「11月の競売予定物件は相変わらず洪水のように溢れているが、購入希望者は増えておらず、価格が抑えられ始めている」と語っており、11月18日には、中銀理事会の議事録が公開され、グレン・スティーブンズ中銀(RBA)総裁は、「今後しばらくは政策金利も今のままで推移する」と語っていたが、それも来年の不動産市場を活気づけるのにはほど遠いと考えられている。

 クリスマスを前にして記録的な数の不動産物件が市場に出ているが、先週土曜日の成約率は74.3%と今年7月以来最低の水準に達しており、この土曜日の競売数は900戸だった。(NP)

http://smh.domain.com.au/real-estate-news/sydney-property-falling-auction-clearance-rates-a-sign-boom-may-be-over-20141121-11qolr.html

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