12月、消費者信頼感の悪化警告

ウエストパックのインデックス低下で

 四大銀行が中銀(RBA)の政策金利引き下げを求め、RBAが銀行に対して手持ち資金を増やすように促すなど景気悪化への対応策が呼びかけられている。ジョー・ホッキー財相は、「経済のため、国民はこのクリスマスにどんどんどんどんお金を使おう」と呼びかけたが、「それほど経済が悪化しているのなら蓄えておかなければ」と危機感を呼び起こすばかりとなっている。

 12月10日にはウエストパック社が、ウエストパック/メルボルン・インスティチュート指数が12月に5.7%低下し、91.1になった、「消費者信頼感が急速に悪化していることが懸念される」と発表している。同社のビル・エバンズ主任エコノミストは、「指数が今や2011年8月以来で最低水準になっている。気づかわしい事態だ。それ以前に現水準より低かった時期といえば2009年5月にまで遡らなければならない」と述べている。予想をはるかに下回る経済成長率が大きい要因であり、ウエストパックの発表では、「回答者らも経済見通しや雇用安定性に懸念を抱いていることは明らかだ。

 さらには保守連合連邦政府の予算案も発表後半年以上がすぎて未だに消費者心理に響いている。また、回答者は経済状況や雇用問題に加えて、予算、税制問題についても極端に厳しい見方をしており、2001年3月以来で最悪の数字になっている。ただし、このような否定的な数値は過剰反応というべきで本気にする必要はないが、今後数か月の消費にかなりのリスクが伴うことを示しているとの分析が出されている。また、ホッキー財相の呼びかけにもかかわらず、「高価な家財道具を買う時期か」という質問にも肯定する回答が11.8%下落している。エバンズ氏は、「政策金利0.25%引き下げを求める銀行の要求は妥当」と見ている。(NP)

http://www.abc.net.au/news/2014-12-10/westpac-warns-of-sharp-deterioration-in-consumer-confidence/5957028

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