シドニー大学、62学位で数学必須化

連邦政府の数学必須化計画受け

 3月23日、シドニー大学は、入学試験に2-unitHSC数学を必須とする62学位コースのリストを発表した。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 このリストには、科学、工学、心理学などの他、音楽、医学の合同コース、商学、法学なども含まれており、オーストラリア国民の間の数学レベルが低下する一方だという報告を受け、この数学レベル低下に歯止めをかけるため、連邦政府のサイモン・バーミンガム教育相が、数学必修化10年計画を発表したことに基づいている。

 難易度の高い2-unit数学は、2000年代初めに必修科目から外されていたが、連邦政府の方針に従い、他の主要大学でも2-unit数学の必須化を検討していると伝えられており、シドニー大学の場合、62学位コースの数学必須化は2019年から実施される。

 豪州数学科学研究所のナリニ・ジョシ所長は、「数学の必須化はオーストラリア全土共通の政策とすべきだ」と語っている。

 シドニー大学科学教授をつとめるジョシ教授は、「大学はかなり以前から、数学レベルの低下を懸念していた」と語っている。また、「数学が重要かつ必要な学科でも学生が数学をしなくてもいいという考えを大学や学校が受け入れ始めた15年ほど前からこの問題がある」と語っている。

また、「学力の低下は教育すべてのレベルに広がっている。大学入試だけではない。国民のかなりの部分が電卓にかけられない問題を解くのが難しいと考えるようになっている」と語っている。
■ソース
Sydney University makes maths compulsory for 62 degrees

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