カウラ事件70周年記念企画・演劇「カウラの班長会議」が大好評


 今年は、1944年8月5日未明に起きた「カウラ事件」から70周年の節目の年。日本人捕虜231名が犠牲となった近代史上最大の脱走事件の舞台となったNSW州西部の街・カウラでは、8月1日から5日までの5日間に渡って慰霊祭などの様々な記念行事が行われた。
 それら記念行事の一環として、8月1、2日に行われたのが、日本の演劇集団・燐光群による演劇「カウラの班長会議」の公演。数多くの著名な賞を受賞するなど日本を代表する劇作家として知られる坂手洋二氏が主宰する燐光群は、今まで多くの海外公演を成功させてきた実力派演劇集団。今回、日本の文化庁の支援の下で行われているオーストラリア公演は、カウラを皮切りに、キャンベラ、シドニーを廻り3都市で5公演を行う。
 カウラでの2回の公演は、会場のシビックセンターは多くの観客が訪れ、いずれも大盛況に終わった。会場を訪れていた多くの現地の観客ならびに記念式典で当地を訪ねていた日本人観客は、ともに非常に満足した様子で会場を後にしていた。会場で話を聞いたカウラ在住の30代の女性は、「非常に考えさせられる作品だった。日本人の捕虜がなぜああいう行為に走ったか理解できないところがあったが、(この劇を見て)少しは理解できるようになったように思う」と語ってくれた。
 一行は、公演のためのキャンベラ滞在(6、7日)を経て、シドニーに移動、10日のNIDA パレード・シアターでのシドニー公演に備える。(取材:植松久隆)

 

シドニー公演の詳細は以下。
チケット購入はこちらから。http://premier.ticketek.com.au/shows/show.aspx?sh=HONCHOSM14

カウラ日本兵捕虜脱走事件70周年記念企画
燐光群「カウラの班長会議」シドニー公演
日時:8月10日(日)5PM開演 
会場:NIDA Parade Theatres, Sydney

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