NSW州元保守連合・労働党政治家起訴処分相当

州腐敗摘発独立調査委員会が最終報告書提出

 このほど、NSW州腐敗摘発独立調査委員会(ICAC)が報告書を提出、元自由党政権大臣のクリス・ハーチャー氏らを刑事訴追相当と勧告している。この勧告を受けて、州検察庁が起訴不起訴を決めることになる。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 「スパイサー作戦」と名付けられたICACのこの調査では、ハーチャー氏を窃盗容疑で起訴することを勧告しており、また、元労働党政権大臣のジョー・トリポディ氏も重大な腐敗に関わっていたとしている。

 その他、マイク・ガラハー警察相や、ティム・オウエン、アンドリュー・コーンウェル、ガリー・エドワーズ、クリス・スペンス各氏ら自由党州議会議員の他、元ニューカッスル市長のジェフ・マクロイ氏(いずれもすでに辞職)らも、「選挙費用支出公開法」の規制を逃れる違法行為を行ったとしている。

 また、ハンター・バレーの不動産開発業者、ヒルトン・グルジョン、ハーチャー、その事務所員ティム・キールマの3氏が、政治資金限度額条項をすり抜ける行為を行った、としている。さらに、クレイグ・ボウマン、ダレン・ウエバー両自由党議員、ニック・ディ・ジロラモ自由党党員が、選挙資金規制法の公開義務づけ条項をすり抜けようとした。また、バート・バセット元自由党議員も、法で禁じられている不動産開発業者からの政治献金を違法と知りつつ要求した容疑がかけられている。

 ICACは、元自由党事務局のサイモン・マキネス、同党資金集めのポール・ニコラオウ、キャンベラのトニー・バンドル弁護士が、自由党と直結した団体、Free Enterprise Foundationを通して違法政治献金を集め、NSW州自由党の活動資金に充て、献金者が選挙資金規制機関に突き止められないように図っていたとしている。
■ソース
Operation Spicer: Larceny charges recommended against former minister Chris Hartcher

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