ニューロフェン発売元、600万ドル罰金刑敗北

鎮痛剤商品の虚偽表示で集団訴訟受け

 鎮痛剤発売元のReckitt Benckiser社は、鎮痛剤ニューロフェンを腰痛、偏頭痛、緊張性頭痛、月経痛など症状によってパッケージを変えて販売していたが、中身はほとんど変わらないにもかかわらず一般ニューロフェンの2倍近い価格で販売、同社は2011年から2015年まで4,500万ドルの収入を得ていた。そのため、消費者から集団訴訟が出されていた。

 同社は裁判で虚偽表示と判断され、罰金と問題の4年間のニューロフェン商品について一部返金を命じられていた。同期間に問題の商品を購入した消費者に対して合計350万ドルの払い戻しをすることで集団訴訟原告団と和解した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 2015年に連邦裁が問題の商品を商品棚から取り除くよう命令し、同社に対して170万ドルの罰金を命じていた。これに対して豪競争消費者委員会(ACCC)が、「判決は軽すぎる」として控訴していた。連邦裁はACCCの主張を認め、罰金額を600万ドルに引き上げた。この種の消費者関連法令違反行為の罰金額としては史上最高になった。

 同社は、「ニューロフェン消費者には迅速に補償することを優先し、原告団との和解を決めた。虚偽の意図はなかったが、消費者にはもっと親切にニューロフェン商品群の選択を手伝うべきだった。このことを教訓として、将来のマーケティングでは誤解や混乱を招く言葉遣いや表示を避け、消費者が正しい情報に基づいた選択できるように尽力する」と発表している。

 この和解は国内各紙に公告し、2011年1月から2015年12月までの期間にニューロフェン製品を購入した消費者は補償請求するよう呼びかける。また、原告団の弁護人を務めたバニスター法律事務所では、「350万ドルを分配するため第三者機関を雇うことになる」と発表している。
■ソース
Nurofen to pay $3.5 million compensation to customers who bought ‘misleading’ pain relief

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