「別れた夫に似ている」3歳の息子殺害に33年

子供の義父には30年

 NSW州の「別れた夫に似ている」からと、3歳の息子を殺害した母親(43)に懲役最低33年が言い渡された。また、母親の新しいパートナー(48)にもすでに懲役最低30年が言い渡されている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 事件の起きた時期は報道されていないが、NSW州中西部バサーストに近いオベロンの町で起きた事件で、3歳のジョセフ(仮名)ちゃんは何か月にもわたって実母LNと義父AWの手で虐待を受け、頭も体も傷だらけだったと伝えられている。

 警察の取り調べにLNは殺害を認め、「なつかなかったからだ」と語り、また、「別れた夫に似ていたからだ。子供を愛していたが、憎む気持ちもあった」と供述している。また、死の直前にはジョセフの頭をタンスの扉に挟み、さらに頭を殴りつけており、ピーター・ジョンソン判事は、「2人の虐待のため、子供の命はすり減っていた」と語っている。

 また、廷外で、ジョエル・フォークナー巡査部長が、「このいたましい事件の捜査を担当していた(複数の)警察官が耐えきれずに退職している。捜査員の心に傷を残すような事件だった。実に非人間的な行為で、ジョセフの体に残った拷問の跡を一度見ればもう見なかったことにはできなかった」と語っている。

 ジョンソン判事は、「LNは子供を育てる代わりに父親の罪が子供にあるかのように拷問を続けた。最後の暴力の時にはジョセフは肉体的にも心理的にもボロボロになっており、その一撃に耐えることができなかったのだろうと思われる」と語っている。

 また、「ジョセフはしばらくの間、シドニーで他の家族のメンバーと暮らしており、その時にはみんなジョセフに愛情を注いでいた。ジョセフがそのままシドニーで育っていれば立派な若者になっていただろう。しかし、シドニーの家族メンバーには責任はない。自分達を責めないように」と語っている。

 廷外で、ジョセフちゃんの叔父は、「判事は適正な処罰を言い渡した。2人は自分達の行為を理解していないのだと思う。裁判を傍聴してきたが、2人に改悛の気持ちは見られなかった」と語っている。
■ソース
Mother who killed three-year-old son ‘because he looked like his father’ jailed for 33 years

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