「AWU家宅捜索をメディア漏洩は自分の職員」

否定していたキャッシュ雇用担当相が一転認める

 10月24日朝に連邦警察(AFP)がオーストラリア労働組合(AWU)のシドニーとメルボルンの事務所を家宅捜索した際にメディアがAFP職員の到着を待ち受けていたことに不審を感じた労働党議員は、24日の予算委員会の席でミカエリア・キャッシュ雇用担当相を追及したが、キャッシュ大臣は一切の関与を否定していた。しかし、25日には一転して、「メディア担当顧問が家宅捜索の予定をメディアに漏洩した。顧問はすでに引責辞職した」と答えた。労働党議員は、「責任を取って辞職すべきなのは漏洩職員ではなくキャッシュ大臣だ」と追及の構えを崩していない。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 キャッシュ大臣は、25日朝の上院予算委員会の席でも、「自分も職員も家宅捜索をメディアに漏らしていない」と否定していた。

 結局、キャッシュ大臣事務所からメディアにAWU家宅捜索予定が漏らされたことを示す報道が現れ、夕方になってキャッシュ大臣も前言を撤回、メディア顧問主任がジャーナリストに漏らしたことを認めた。

 労働党は、キャッシュ大臣が議会を意図的に誤解させる発言を行ったと追及を続けていた。しかし、キャッシュ大臣は、「メディア顧問は自分の了承を得ずにメディアに漏らしており、すでに辞職している。自分は何も知らなかったし、朝まで何も知らなかった。この家宅捜索もテレビの報道で初めて知った」と反論している。

 キャッシュ大臣はそれまでは、「メディア顧問は家宅捜索についてメディア筋から聞かされたと言っていた」と語っていた。

 AFPは、AWUが労組活動資金をGetUp!や労働党議員に政治献金しており、その献金がAWUの規約に基づかない「違法」行為の疑いがあり、かつ、AWUで証拠隠滅する危険性があるため、家宅捜索に踏み切ったと発表している。
■ソース
Michaelia Cash admits staffer told media about federal police raids on AWU offices; Labor calls for her head

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る