シドニーのタブロイド新聞を名誉毀損で提訴

「強姦容疑」無罪判決の俳優、ジャラット氏

 サスペンス映画「ウォルフ・クリーク」主演の男優、ジョン・ジャラット氏は40年ほど前の「強姦」容疑裁判で無罪評決を受けたが、代理人が起訴の前に「強姦」を事実として報道したシドニーのタブロイド新聞を名誉毀損で提訴する意図を明らかにした。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ジャラット氏の代理人が、間もなくデーリー・テレグラフ紙と同紙の発行者、ネーションワイド・ニューズ社を提訴する手続きを始める。ネーションワイド・ニューズ社は、ルパート・マードック系メディアの元ニューズ・リミテッド社現ニューズ・コープ・オーストラリア社の子会社で、セクシャル・ハラスメント事件で無罪評決を受けた映画俳優のジェフリー・ラッシュ氏も同社を相手取って名誉毀損で提訴し、290万ドルの賠償金を勝ち取ったが、同社が控訴している。

 ただし、ジャラット氏の提訴は2018年11月にすでにNSW州最高裁に起こされており、ジャラット氏の代理人で、シドニー地域で著名なクリス・マーフィ弁護士がツイッターを通して、「申立てを出していたが、刑事訴訟の判決待ちだった。書類がすでに被告に送達される手はずになっている」と発表している。

 強姦容疑の裁判で、ジャラット氏が警察に供述した内容が証拠として提出されており、「自分にかけられた容疑を知ったのはシドニーの新聞の第一面記事を読んだ時であり、『スキャンダルな嘘だ』と思った」と語っている。

 ネーションワイド・ニューズ社を相手取ったジャラット氏の民事訴訟は8月から審理が始まる予定になっている。一方、ネーションワイド・ニューズ社は名誉毀損裁判についてコメントを拒んでいる。
■ソース
John Jarratt to sue Nationwide News for defamation after being cleared of rape

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