アダニ炭鉱開発抗議のフランス人レポーター不起訴に

QLD州アボット・ポイント石炭ターミナルで逮捕

 7月22日、QLD州ボウエンの町に近いアボット・ポイント石炭積出ターミナル外でアダニ炭鉱開発抗議に加わり、逮捕されていた著名フランス人ジャーナリストのユーゴ・クレマン氏と撮影班に対して、QLD州警察は家宅侵入容疑の起訴を取り下げると発表した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 クレマン氏と撮影班は、アダニ炭鉱開発反対派の活動の映画撮影をしていて、アダニ社のアボット・ポイント石炭積出施設に入る鉄道線路で逮捕されていた。そのため、オーストラリアのジャーナリストが加盟するメディア娯楽芸術連合会(MEAA、労組相当)のポール・マーフィCEOがQLD州首相、州法務長官、警察長官などにジャーナリストと撮影班の起訴取り下げと釈放を要求していたが、起訴取り下げの決定を歓迎している。また、クレマン氏は、「これまで民主国家で取材中に逮捕されたことがなかった」と語っている。

 QLD州警察は、「7月22日のボウエンに近い港湾施設での5人の逮捕前後の状況を審査し、すべての条件を慎重に検討して5人に対する起訴を取り下げることを決めた。この決定に従い、7月30日のボウエン簡裁での初公判では、28歳のVIC州在住の男性、さらに29、30、32、39歳の4人のフランス人男性に対する起訴を取り下げることを伝える」と発表している。

 ただし、抗議行動に参加していたVIC州在住の20歳と22歳の女性2人に対する起訴は続けられることになった。

 釈放されたクレマン氏は、「自分達は危険行為をしていなかった。列車往来を妨害したわけでもなく、現場で何が起きているかを報道するために撮影していただけなのになぜ逮捕されたのか理解できない」と語っている。
■ソース
Police drop trespass charges against French reporter and crew arrested at Adani protest

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