事故輸送会社300件の違反容疑裁判

安全違反罰金200万ドルを超える規模

 2013年10月、シドニー北部モナベールでピーク・アワー時にタンク・ローリーが横転炎上、通りがかった乗用車の2人が焼死した事件で、タンク・ローリーを所有する運輸会社クーツ社の全車両に運行停止命令が出され、厳しい点検が行われた。シドニーで始まった裁判で同社の違反件数は300件にのぼり、検察庁では200数十件について訴訟を進めるとしている。また、同社の罰金総額も200万ドルを超える規模になる。

 モナベールの事故では何千リットルもの燃料油が漏れて道路脇の水路に流れ込んだ他道路を包む周辺地にもしみこんだ。そのため、大規模な清掃作業が必要になった。事故を受け、NSW州とVIC州の同社の全車両の安全点検が行われ、300件を超える安全違反が発見された。

 シドニー市内のダウニング・センター地裁では、検事が、「255件について訴訟を進める」ことを明らかにした。また、同社は地裁では罪状認否を行わなかったが、すでに検察庁との間で行われたとされている。違反の罰金最高額は大きいものでは$11,000にもなる。また、NSW州では同社は老朽化したトラック50台を廃車し、メンテナンス作業を改善する意図を明らかにしていた。

 審理開始で、リー・ギルモア簡裁判事は、「陳述書に記載されているトラック業界の過去の慣行について読み、恐ろしくなった」と語った。

 クーツ社のトラック、タンク・ローリーを所有するマカリース社は、「資金難からクーツ社をリストラし、トラックは全て4年未満の新しい車両に限定し、全国的にも小規模な経営にしたい」意図を明らかにしている。(NP)

http://www.abc.net.au/news/2014-08-20/cootes-faces-2-million-in-fines-for-safety-breaches/5684228

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