アイス中毒の強姦暴行犯に17年

オランダ女性旅行者を6週間監禁

 2012年に21歳のオランダ女性旅行者を6週間監禁し、暴力を振るった上に殺害脅迫し、強姦を続け、ナイフで女性の額を傷つけるなどした男が懲役17年の刑を言い渡された。男はアイス中毒者で犯行時も幻覚状態にあったとみられている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 アルフィオ・グラナタ被告人(47)は、14件の容疑について有罪を認めており、量刑言い渡しで最低13年は仮釈放も認められない。一方、被害者は合計54カ所の傷を負っており、気絶するほどの暴力を受けた上に失神中に強姦され、また額にナイフで十字の傷を受けた。

 法廷でグラナタ被告人は、「女性は自分の所有物だ。自分を裏切ったから死を宣告した」と証言している。グラナタ被告人は2008年以来アイス中毒にかかっているが、フランク・グッチアルド判事は、「被告人は重大な性犯罪者。一般社会の規範を超える残酷さで、被害者には重篤な心身の外傷を残した。被害者の人間性を踏みにじる邪悪で目を背けたくなる行為だ。被害者を自分の性的満足のために奴隷のように扱い、被害者の権利も尊厳も人間性も顧みず虐待を続けた」と判決文で厳しく述べている。

 グラナタ被告人は自分の犯行をビデオにおさめており、法廷でもそのビデオが証拠として採用された。また、監禁していたメルボルンのホテルの一室には浴室を含めて少なくとも7台のビデオ・カメラが取り付けられていたとの証言が出されている。判事は、「被害者が受けた外傷はいつまでもこの恐ろしい犯罪を思い出させることになるだろう」と語っている。

 また、被害者女性は自殺を図り、死なせてくれと懇願した後、ようやく脱出することができた。救急隊が女性を保護したが、事件以後、ホスピタリティ業界で働く気持ちにならず、教育を受ける計画も破れた。夜には出歩けず、一人になることも恐れるようになった。家族、友人からも離れ、住んでいた町を離れなければならなかったことが裁判で明らかにされた。

 グラナタと同居していたジェニファ・メアリー・ピーストン被告人(34)も裁判では、グラナタに協力したことで暴行傷害2件の容疑について有罪を認めたが、判事が、ピーストン被告人もグラナタ被告人の被害者であり、否応なく従わされていたと認定し、実刑判決を逃れている。

 ナネット・ロジャーズ検事は、「グラナタは悪魔と死んだ祖父の魂に取り憑かれていると自供している」と陳述した。
■ソース
Ice addict Alfio Granata jailed over six-week rape and torture ordeal at Melbourne hotel

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