リアルタイム燃料価格データ需要増

スマホでドライバーの即時アクセス化に

 大勢のソフトウエア開発者がスマート・フォン向けに、ペトロール最低価格のサービス・ステーションが分かるアプレットの開発を競っている。このアプレットが成功するためには15分から30分ほどの間に更新される各店の燃料価格データに即時にアクセスできることがカギになる。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 自動車燃料価格情報サービスのInformed Sourcesが収集するデータが5月20日より一般に開放される。このサービスは、国内のほとんどの店のペトロール価格を15分から30分程度の間隔で表示し、現在は燃料小売企業の情報交換に充てられている。

 しかし、2015年12月、オーストラリア競争消費者委員会(ACCC)は、この業界の公正化を図る目的で、Informed Sourcesのサービスを受けていた企業、BP、Caltex、ウールワース、7-Elevenと合意し、このデータを一般に公開することが決まった。

 Informed Sourcesのアラン・キャッド専務取締役は、「現在一般に公開されているMotormouthのウエブサイトのデータ更新は1日2回に限られており、当社のデータははるかに正確だ。ドライバーは自分の現在位置で最寄りの最低価格店を見つけることができる」と語っている。

 同様の価格データ検索システムはドイツ、フランス、スペインですでに実用化されている。現在、このデータとドライバーを結ぶスマート・フォン用アプレット開発登録が30件集まっている。

 ドライバー団体のNRMAでは、「NRMAのウエブサイトで価格モニターを提供しているが、リアルタイムで最低価格店を見つけることができるというのは画期的だ。今後、NRMAでもリアルタイム価格検索システムを取り込んでいきたい」と語っている。

 先日、ACCCのロッド・シムズ委員長が、「石油小売業者のマージンが高すぎる。原油価格が極端に下がっているのに給油ポンプでの価格が十分に下がっていない」と批判発言したばかりだが、キャッド氏は、「ポンプでの価格を決めるのは原油価格や通貨交換レートばかりではない。小売業者は様々なものに投資しなければならず、それをすべてマージンに含めなければならない」と反論している。また、このデータへのアクセスのコストを誰が負担するのかという問題も残っている。外国では政府が負担しているが、オーストラリアでは石油企業が負担することになっている。そのためにはユーザー登録制やアクセス回数制限などを加える必要がある」としている。
■ソース
App developers clamour for live petrol price data to help motorists find cheap fuel

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