シドニー・インナーウエストで人種・民族差別ポスター貼られる

ポケモン・カードに似せた似顔絵と「説明」

 シドニーのインナー・ウエスト各所に人種・民族差別のポスター数種類が貼り出されていた。ポスターはすべてはがされたが、政治家、メディア・パーソナリティらの似顔絵に国外追放やリンチを呼びかける文面が添えてあり、警察では犯人の捜査を始めた。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 ポスターはピーターシャム地区で発見され、セーラ・ハンソン=ヤング緑の党連邦上院議員、メディア・コメンテータのワリード・アリ、ABC放送のヤスミン・アブデル=マギード、アボリジニや中国人一般などの似顔絵に、「捕まえて縛り首にしろ」や、「捕まえて追放しろ」などの文面が添えてある。

 ディーキン大学の調査によると、オーストラリア国内でイスラム教徒に対する偏見・差別・憎悪はかなり強く、ムスリムに対しては、他の宗教グループよりも強い否定的感情を抱いていることが明らかにされた。

 ある匿名のピーターシャム住民女性(25)は、月曜日の朝、セブン・イレブンに買い物に出かけた時、貼り出してあるポスターを2枚見つけ、「ひどいポスターだと思った。むかっときたからまず自分を落ち着かせた。何時間かして同じところを通りがかったら、もうはがされた後だった」と語っている。

 また、「私はマリックビルで育って、ずっとこのあたりに住んでいて、これまでにこのあたりでそんなものを見たことがなかったし、ピーターシャムはマルチカルチャーな地区だからそういう人種差別的なポスターが貼ったあったのには驚いた。このあたりにもそういう人がいるのかと思うとがっかりしたし、家のすぐ近くだったから、なんだかこのあたりももう平和ではないのかも知れないという気持ちになっている」と語っている。

 マリックビル警察管区では、「ピーターシャム地区にそういうポスターが貼り出されているのは知っている。現在、一般社会に向けて情報提供を求めている」と語っている。

 また、Aussie Nationalistsと称するグループがポスターの図案を自分たちのウェブサイトに掲載しており、ウェブサイトにはそれ以外にモスク建設に反対する「市民フォーラム」が掲載されているだけ。
■ソース
Police investigating racist posters plastered across Sydney’s inner west

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