今年のインフルエンザの猛威ですでに死者73人

突然変異の頻繁なウイルスに予防接種強化呼びかけ

 今冬のインフルエンザは例年をはるかに上回る猛威で、国内ではすでに73人が死亡している。また、突然変異も頻繁なため、最初に予防接種率を高めて患者発生を抑えるしかない。現在の予防接種率は20%程度と伝えられている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 VIC州のInfectious Diseases Reference Laboratoryでは、州内で7月2日までに届け出があり、同ラボが確認したインフルエンザ症例は前年同期の90%増に達していると発表している。

 現在、国内で蔓延しているインフルエンザは、「インフルエンザ A型 (H3N2)」と呼ばれる亜種で、特に高齢者施設のように体力の弱っている人々が集まっており、外来の見舞客や職員がウイルスを持ち込んでくる可能性があるところで蔓延している。

 インフルエンザ・ウイルスは突然変異の頻度も大きく、急速に進化するため、医学専門家にとっても蔓延を阻止することが非常に難しく、豪医師会のトニー・バートン副会長は、「このウイルスは進化が速いため、ワクチン開発もかなり難しい」と語っている。

 バートン医師は、「オーストラリア国民もまったく無防備というわけではない。毎年、インフルエンザでは35人ほどが亡くなっている。世界中では毎年3500人ほどがインフルエンザのために亡くなっている。しかし、これまでの研究で予防接種でウイルスに感染する率が大幅に改善される」としている。
■ソース
Australia’s killer flu: Calls for more immunisations as virus mutates

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