2018年NSW州でアーニー大賞発表パーティ

今年は女性職員解雇のクリケット・オーストラリアに

 毎年、過去1年間に女性の権利を損ねた人々に勝手に贈る不名誉賞、アーニー大賞の発表パーティがNSW州議事堂で開かれた。今年の黄金大賞には、ツイッターでTAS州政府の妊娠中絶政策を批判した女性職員を解雇したクリケット・オーストラリアが受賞の不名誉に輝いた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 解雇された職員、アンジェラ・ウィリアムソン氏は、クリケット・オーストラリアのホバート事務所でTAS州政府との渉外を担当していたが、TAS州内に女性が中絶のために行けるクリニックが全くないことを批判したところ、6月29日に解雇された。

 黄金大賞には、セクシャル・ハラスメント容疑を受けたドン・バーク氏も選考にのぼったが、「ブー」の大きさでクリケット・オーストラリアに譲った。

 今年は第26回で会場には300人を超える女性と少数の男性が参加した。

 また、今回は間際になって連邦自由党の党首選で有権者にもっとも支持率の高いジュリー・ビショップ議員が自由党議員会議でわずかな得票だったことで連邦自由党議員会議が候補に上った。また、スコット・モリソン新首相も候補に上がった。

 発表パーティ参加費は大量射殺事件のあったアメリカのまージョリー・ストーンマン・ダグラス高校の銃暴力廃絶キャンペーンに贈られる。

 政治部門ではバーナビー・ジョイス氏がその発言で銀賞を受けた。また、メディア部門ではデーリー・テレグラフ紙のブロッガー、ティム・ブレア氏が銀賞の不名誉に輝いた。

 産業/労使関係部門ではフェースブックに性差別的コメントを載せたニュータウンのクーパーズ・ホテルと、セーラ・ハンソン=ヤング緑の党議員に関するデビッド・レヨンヒエルム自由民主党議員の発言をテロップ付きで放送した女性プロデューサを解雇したスカイ・ニューズ・オーストラリアが受賞した。

 司法部門ではドメスティック・バイオレンスに関してこれを軽く扱ったマイケル・バーコ簡裁判事が受賞した。

 また、女性の権利を損ねた女性に贈られるエレイン賞は、連邦議会で「ビル・ショーテン労働党党首事務所で働く若い女性の噂をあらいざらいしゃべってもいいわよ」と発言したミカエリア・キャッシュ自由党雇用問題相が不名誉に輝いた。

 女性の権利に尽くした男性に贈られる「善良アーニー賞」は、女性に対する暴力に反対する発言を行った元シドニー・スワンズ選手のブランドン・ジャック氏に贈られた。

 常習的に女性の権利を損ねた者に贈られる「トランプ賞」はトニー・アボット元連邦首相が受けた。
■ソース
Ernie Awards: Cricket Australia wins gold, Barnaby Joyce called out for sexist comments

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