TAS、数年さまよったヒツジを保護

羊毛伸び放題で25kgの世界記録

 人間の髪の毛は最高7年くらいの寿命しかないため髪を切らずにいてもある程度以上の長さにはならない。羊の毛も野生の時にはそうだったらしいが、品種改良の結果、毛を落とさずどこまでも伸ばし続けるようになったらしい。TAS州ホバートの北、ミッドランド地域で迷いヒツジが農場に捕獲されたが、長年、毛刈りをしていないため、羊毛の総量は25kgにもなり、おそらく世界記録ではないかと予想されている。

 8月24日、ピーター・ヘイゼルさんとネティ・ヘイゼルさんは、自分の農場の低木地でふっくらした羊を見つけた。ピーターさんは、「羊毛が顔にまでかかっていて前が見えないようだから捕まえるのは簡単だった。ネティと二人で抱え上げ、小型トラックに載せてヤードに連れて帰った」と語っている。羊は6歳のメリノのオスで、二人はイギリスの羊の出てくる子供向けテレビ番組にちなんで、ショーン・ザ・シープと名付けた。ネティさんは、「長年毛刈りをしなかったから、羊毛は25kgくらいになっているはず。今まで抱えたヒツジでは一番重かった」と語っている。

 ショーンの登録タグから、TAS州東海岸の牧場から逃げ出したもので、過去6年間、島をさまよっていたものと思われる。ピーターさんは、むしろヒツジが野生でそれほど長生きしたことに驚いており、それほど羊毛が重くなれば起き上がれなくなるし、ハエがたかって病気になったり、夏には暑くて病気になるものだと語っている。

 現在、一度の毛刈りの最高重量記録はニュージーランドのシュレックと名付けられたヒツジが記録を持っているが、ヘイゼル夫婦は近いうちにショーンを毛刈りに連れて行って記録になるかどうか試してみると語っている。また、羊毛審査員を務めるレイ・ピーターズさんは、「普通は羊毛がこれほど伸びて、しかも品質を維持すると言うことはないのだが、ショーンの羊毛は質がいい」と品評している。ヘイゼルさんは、「刈った毛を次の農業祭に出品するつもりだ。セーターの3枚か4枚は取れそうだ」と語っている。(NP)

http://www.abc.net.au/news/2014-08-25/tasmanian-farmers-believe-they-have-found-worlds-woolliest-sheep/5695048

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る