ジャンパー、ブルーマウンテンで死亡

ロープ着けて飛び降り、岩に激突

 最近、スイングというスリルを求める遊びが現れている。崖などに張り渡したロープで飛び降り、振り子のように振れる遊びだが、張り出した岩に激突して負傷する事故も起きている。9月8日にはブルー・マウンテンでスイングしていた男性が岩に激突し、警察や緊急救援隊が救助に出動したが、男性は死亡した。男性は、フランスでも事故で昏睡状態になり、看護してくれた女性と会うために航空券を予約したばかりだった。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 この男性(31)はBASEジャンパーのラッキー・チャンスさん、ことトビー・ベナムさんで、過去に何度も死とすれ違いの経験をしてきた。同日、ブルー・マウンテンのブラックヒースの町から7kmほど離れたグロース・バレーを見下ろす「ハンギング・ロック」と呼ばれるオーバーハングした砂岩の崖、「デス・スイング」から飛び降りた。しかし、下方の張り出した岩に激突、脚や骨盤を骨折し、ショック状態に陥った。

 午後1時、警察、ケアフライト・ヘリコプター、救急隊などが出動し、手当てしたが、ラッキーさんは午後3時25分に死亡した。彼は2011年にも同じ場所でBASEジャンプし、パラシュートが脚にからんで開かなかったが奇跡的に足から着地し、無事だったことがある。ラッキーさんはメルボルンの「エロニーのサーカス」で綱渡りなどのアクロバットを担当していた。サーカス共同経営者のキャシー・メイナードさんは、「フランスでのBASEジャンプ事故で昏睡状態になった時に看病を続けてくれた女性のことをよく話していた。フランスのグレノーブルで逆立ち写真術を教えるビジネスを始めるつもりだったらしい」と語っている。

 一方、警察は、事故の模様をビデオに撮り、ソーシャル・メディアで流すスイング仲間を、「本人だけでなく、救助の救急隊員、警察官、救援ボランティアの生命を危険にさらす行為」と批判している。
■ソース
BASE jumper Lucky Chance formerly Toby Benham dies on Blue Mountains ‘death swing’

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