ウーバー対タクシー、遂に暴力事件に

ウーバー運転者襲われ、車壊される

 10月7日のABC放送時事番組「7.30」は、個人タクシー組織「ウーバー」と、タクシー運転手の対立が遂に暴力事件に発展したことを伝えた。ウーバー側が被害者になっており、「襲撃者は、タクシー運転手達の喝采を浴びていた」と訴えている。

 番組は、3人のウーバー運転者の訴えを伝えており、事件は10月連休にブリスベンのタクシー待合近くで起きた。匿名で出演したウーバー運転者は、10月5日早朝にフォーティチュード・バレーで客を待っている間に待ち伏せを受けて襲われた。数人のプンジャブ語を話す男達に車を取り囲まれ、顔を殴られた上に、サイド・ミラーを壊され、電話も奪われた。男達は、『ウーバーのおかげでタクシー業界はあがったりだ』と言っていた。襲撃事件の後、近くのタクシー待合で犯人達を見かけたので写真を撮った。タクシー運転手達は暴力行為に機嫌を良くしていたようだ。こんなことが起きるなんてとても信じられない」と語っており、写真は警察に提出したと語っている。

 襲撃犯グループはまだ見つかっていないが、警察ではすでに容疑者リストを作っており、一人はタクシー業界関係者と突き止められている。10月5日早朝には同様のウーバー運転者襲撃事件が他にも2件訴えが出ており、警察ではこの同じグループの犯行とみている。

 被害者の一人、プラミル・パテル氏は、「男達に取り囲まれて怖くなり、ウーバーで働いていることをごまかしたが、一人が私の携帯電話を盗んで、『ウーバーで働いているやつだ』と言って、私の顔を殴った。またサイド・ミラーを壊し、携帯電話を持ち去った」と証言している。

 また、アレックス・イハイア氏は、「午前3時頃、カンガルー・ポイントで2組のグループに襲われた。逃げようとしたら、何かで頭を殴られ血だらけになった」と証言しており、やはり車がめちゃくちゃに壊されたため、レッカー車を呼ばなければならなかった」と証言している。

 ウーバー Xの事業拡大に対してタクシー運転手達がストライキや抗議行動で対応してきたが、ウーバー運転者に対して暴力行為に及んだのはこれが初めてで、QLD州タクシー業者協会のベンジャミン・ウォッシュ氏は暴力事件を非難しているが、「ウーバーこそ違法行為だ」と反論している。また、コーポレート・ストラテジストのモニカ・ブラドリー氏は、「政府が迅速に法制を確立し、ウーバーの規制をすることが肝要ではないか」と政府の対応の遅れを指摘している。
Uber attacks: Assault victim says taxi drivers ‘praised’ angry mob

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