灼熱の北部準州の遊歩道で米人ハイカー死亡

道に迷い駐車場からわずか750mの地点で発見

 北部準州アリススプリングスに近い荒れ地のララピンタ・トレールでアメリカ人ハイカー(33)が道に迷い、行方不明になった。捜索隊が3時間後に乗用車を置いてあった駐車場から750mの地点でハイカーの遺体を発見した。死亡の状況などは今後の検視解剖が終わるまで不明と発表されている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 男性は1月10日午前8時30分にハイキング仲間(40)とレッドバンク・ゴージに近い駐車場から歩き始め、往復16kmのマウント・サンダー登山に向かった。当時、現場は摂氏42度になっており、地元警察のロブ・バーゴイン警視は、「マウント・サンダーは1,300mほどの高さで、北部準州では第4位の高さ。往復16kmだからかなり歩くことになる。

 警察は、ハイキング仲間の証言として、「帰りの下り道で男性はかなり速い足取りで先に行ってしまった。仲間がレッドバンク・ゴージ駐車場に着いたところ、男性の姿がなかったので通報した」と発表している。また、男性がハイキング仲間と別れた時点から3時間後に男性の遺体を発見した。駐車場から約750m、遊歩道から400mほど外れたところに倒れていたと発表している。

 警察では捜査を続けているが、男性の死に不審な点はないとしている。

 北部準州公園野生局のクリス・デイ氏は、「このような気温で長距離を歩くことは勧められない。急速に身体の水分を失うことになるが、それに対して水分を補給することはほとんど不可能だ。しかも、ほとんどの場合、脱水症状になったと気づいた時にはかなり多量の水分を失っている。身体の不調に気づいた時にはもう手遅れということもよくある」と警告している。また、マウント・サンダーへの岩道は木陰もなく、むき出しの岩肌があるばかりで、照り返しのために気温はさらに高くなっているはずだ」と語っている。

 11か月前にはアリススプリングスの東のテレフィナ・ゴージで年配のドイツ人旅行者2人が亡くなっており、デイ氏は、「海外からの旅行者はオーストラリアの気象条件に不慣れで、警告を聞き入れないことが多い。特に季節が反対の北半球から来ると季節条件を誤解しがちだ」と警告している。
■ソース
Larapinta Trail: American hiker dies after taking wrong turn in 42C heat

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