アデレード都心部の売春宿に籠城男

武装警官包囲のまますでに半日経過

 6月5日午前1時頃、アデレード都心部の売春宿で男が籠城を始めた。男は元刑務所看守の凶悪犯罪者ロドニー・クロベル(46)とされている。クロベルは保釈中に銃砲規制法違反で指名手配されていた。

 クロベルは5月22日から逃走を続けており、同市都心部のキング・ウイリアム・ストリートの建物に入っている売春宿に追い詰められたものと報道されている。警察はクロベルに投降を呼びかけており、クロベルを含めて死傷者を出さずに事件を解決するため、何日でも包囲を続ける、突入はしないと発表している。しかし、クロベルがテレビやラジオで警察の動きを見ている可能性があるため、詳細は明らかにできないとしている。

 これまでに女性4人が解放されており、警察では、「4人は極度に動揺しているが、事件を考えれば理解できる。4人には深く同情する。4人とも警察の事情聴取に協力している」と発表している。また、屋内にはクロベル一人か他にも人質がいるかなどは両方の情報がある。

 クロベルは元刑務所看守ながら数多くの犯罪歴があり、現在は保釈中に銃砲所持禁止条件を破ったことで懲役15年の可能性もある。2004年、クロベルは12トンのロード・グレーラーを盗んでアデレード・ヒルズを走り回り、警察官に射たれて重傷を負った。その4年後にはポート・オーガスタの刑務所で暴動に加わった。先月にはクロベル目撃の報道に周辺学校が閉鎖されたことがある。クロベルが行方不明になって以来警察は80箇所の家宅捜索を続けてきた。

 同街路はビクトリア・スクエア南端からスタート・ストリート/ハリファックス・ストリート交差点まで封鎖されており、バス、市電とも周辺で運休しており、代替バスが安全な地区を通過して代替輸送している。

 同日午後2時頃、警察が建物内にロボットを送り込み、クロベルの死体を発見した。また、所持しているとされていた22口径ライフル銃も見つかったが、クロベルの死因はまだ明らかにされていない。(NP)

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