チュニジアで博物館襲撃テロ発生

オーストラリア人観光客1人死亡

 チュニジアの国立博物館前で襲撃事件が起き、オーストラリア人1人、日本人5人、イタリア人4人、スペイン人2人、コロンビア人2人、フランス人1人、ポーランド人1人など19人(21人との報道も)が殺害された。

 3月19日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 ハビブ・エシド・チュニジア首相が、「首都チュニスにある、古代遺物の展示で有名なバルド博物館前で複数の男が発砲、外国人観光客17人とチュニジア市民1人、警察官1人が死亡した。事件当初死者数は20人と発表されていたが、19人に訂正された」と発表、「テロに対して果敢に戦う」と宣言した。

 オーストラリア政府はトニー・アボット首相とジュリー・ビショップ外相が、「家族連れで博物館を訪れていたコロンビアとオーストラリアの二重国籍者1人がこの事件で殺害された。このような暴力を断じて許せない。この事件はようやく芽生えたばかりのチュニジアの民主主義に対する攻撃だ。また、国内国外を問わず、テロがオーストラリア人に対する脅威になっていることを示すものだ」と発表した。

 事件は、博物館前でバスを降りていた観光客に向けて軍制服を着た2人組が銃撃、博物館内に逃げ込む観光客を追ってさらに発砲した。8人はバスを降りたその場で殺害され、さらに10人が人質に取られた後殺害された。その後、治安部隊が博物館内に入り、銃撃戦の後、襲撃者2人を射殺した。

 EUのフェデリカ・モゲリーニ外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長は、「この事件の背後には最近隣国リビアで活発に活動しているイスラム国武装勢力がいる。EUは、テロと戦うためチュニジアを全面的に支援し、あらゆる手段を尽くすつもりだ」と語っている。

 今回の事件は、チュニジアでは2002年にリビアとの国境に浮かぶ観光名所ジェルバ島でアルカイーダの自爆テロ犯がシナゴーグを攻撃し、21人を殺害した事件以後最悪の事件になった。
■ソース
Tunisia attack: Australian killed in deadly museum siege

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る