乾燥暖冬で夏を待たずにブッシュファイア・リスク始まる

気象庁「気候変動でサイクロンも異常気象も激化」

 9月5日、気象庁と各州の郡部消防局長官が、「今年の冬は雨量も少ない暖冬異変で、すでに夏を待たずにブッシュファイアの季節が始まっている。また、この夏は例年を上回るブッシュファイアのリスクを覚悟しなければならない」と発表した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 Bushfire and Natural Hazards Cooperative Research Centre’s (CRC) の最新の季節見通しは、オーストラリア大陸南東部海岸地域全体でブッシュファイアのリスクが高まるだろうとしている。

 今冬が記録的な暖冬の上に気象記録史上9番目の雨量の少ない冬だった。そのため、オーストラリア南部一帯でブッシュファイアの燃料となる枯れ葉や枯れ木が積もっている。その上、大陸南東部ではこの春も例年を上回る気温が予想されている。

 CRCの発表した地図でも大陸南東部の人口稠密地域の火災リスクが高まっている。

 QLD州南東部は平年以上のブッシュファイアが予想され、VIC州でも春の気象条件に左右されるが、例年より早くブッシュファイア・シーズンが始まるかも知れない。NSW州は東部森林地帯で平年以上のブッシュファイアが予想され、TAS州も同様の予想。また、ACTも同様の条件が予想される。SA州は北部と中南部で昨年の下生えがこの冬に乾ききったために火災リスクが高まっている。WA州は南西部が過去5年でもっとも雨量の少ない秋になったため、火災のリスクも平年を上回っている。また、大陸北部については7月に発表されており、QLD州西部と北部、WA州、北部準州(NT)の中央部と北部一帯で平年を上回る火災のリスク、

 気象庁(BoM)によると、WA州南西部は過去40年間次第に乾燥してきている。また、ピーター・ノーマンWA州南西部管区消防監は、「今年初めに洪水があったが事態はむしろ悪化している。あの洪水で草の生育が良くなったためにブッシュファイアの燃料となる草が増え、しかもそれが乾きに乾いている」と語っている。
■ソース
Bushfire outlook: Warm, dry winter ratchets up threat level ahead of summer fire season

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