NSW州南部海岸でカツオノエボシ大量発生

磯にびっしりと打ち上げられる

 NSW州南部海岸のバーリングズ・ビーチの磯に何千という青色のカツオノエボシ(英名:Bluebottle)が打ち上げられているのをビーチ・コームに来た人が発見した。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 現場はジャービス・ベイの南。発見したのは地元のブレット・ワレンスキーさんで、「こんなふうに一箇所で何千というブルーボトルを見るというのは初めてだ」と語っているが、今夏、そのあたりの海岸に大量に発生することはあり得る。カツオノエボシは風船のように空気を溜めた袋の下に最長50cm程度の触手を持ち、刺胞は毒性が強く、刺されると死に至ることもある。

 カツオノエボシはクダクラゲ目で触手や消化器官その他の部署を受け持つ個体が集まった群体で一つの形ができあがっているという風変わりな生き物。オーストラリアでは水の温かくなる時期にはよく現れる。

 オーストラリアのカツオノエボシは、大西洋の「Portuguese Man-o’-War(ポルトガルの軍艦)」と呼ばれる北半球のタイプほどには毒性も強くない。

 それでも、打ち上げられて死んだカツオノエボシでさえ触手に触れると自動的に刺細胞から刺胞が発射され、数分から数時間の痛みが続く。そのため、どんな場合でもカツオノエボシには触ってはいけないといわれている。

 刺された場合の処置法もかつては酢や尿、ぬるいビールなど様々なことが言われていたが、現在ではまず布やプラスチックを使って刺胞を取り除くことが優先し、この時にも素手で取り除いてはいけない。その後で摂氏45度くらいの湯に浸すか、氷水で冷やし、医師の治療を受けることとされている。

 オーストラリアでは平均でも年間1万人がカツオノエボシに刺されており、時には3万人にものぼることがある。昨夏にはNSW、QLD両州とWA州で大量の被害者が出た。
■ソース
The bluebottles are coming – thousands found at South Coast on Barlings Beach

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