NSW州南部海岸でブッシュファイア、69戸焼く

強風と高温乾燥気象に煽られ、あっという間

 3月18日正午過ぎ、国道1号線でビクトリアとの州境に近いベガから15km、河口の町タスラ付近で出火、瞬く間に海にまで迫り、途中の69戸の住宅を焼き尽くした。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 出火後、警報に従って住民は砂浜に避難し、無事だったが、午後5時頃には住民の住宅が焼け落ちていたと伝えられている。一般的なブッシュファイアの経過から見ても手のつけられない状態で燃え広がったブッシュファイの前ではタスラの人々は身一つで逃げるだけしか時間的余裕はなかったと伝えられている。

 下火になってからの暫定的な調査では全焼が69戸、半焼が39戸、無事だったのは400戸弱と見積もられた。

 住民の一人は、「お昼頃に煙が見えたので身の回りの荷造りを始めた。ぐんぐん近づいてくるので怖かった。砂浜に避難したが、煙がいよいよ近づいてくると何も見えなくなり、浜に行くのさえ難しくなった」と語っている。

 午後4時には郡部消防局から、「火炎はベガ川を越えた」と伝え、また、ベガの北、クーパーズ・ガリーでも草地が燃えたため、国道1号線、プリンセス・ハイウェイが双方向通行止めになった。

 午後6時には火炎が砂浜にまで近づいたため、警察が避難住民を救出し、ベガのショーグラウンドに設営された避難所に移した。また、この火災で携帯電話の送信塔などが停電になり、住民が互いに安否を知らせ合うこともできなくなった。

 午後10時には風向きが西から南に変わり、警報も引き下げられたが、住民には「警戒を怠らず状況を監視すること」と伝えられた。

 この火災で女性1人が病院に運ばれたが死傷者は出ていない模様。

 また、州政府は被災者住民に経済的な援助を発動することを発表している。
■ソース
Bushfire in Tathra took hold in 90 minutes, say RFS and terrified residents

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る