地域諸国政府がダットン移民相批判

労働党、首相に大臣罷免を要求

 「太平洋島嶼国フォーラム」の席で、ピーター・ダットン移民相がオーストラリア先住民族と太平洋島嶼国代表をバカにする発言をして、トニー・アボット首相が移民相に同意する発言で笑い声を挙げたことが録画録音され、ニュースで何度も流された。このダットン・ジョークに対して内外から批判の声が挙がり、ビル・ショーテン労働党党首は、アボット首相に対して、ダットン移民相を罷免するよう要求した。しかし、首相は大臣を擁護し、「シリア難民12,000人受け入れを決めたダットン移民相は賞賛に値する」と発言している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ケープ・ヨーク先住民族のゲアハード・ピアソン長老が、ダットン・ジョークは、「土人保護法時代の白人の意識から変わっていない」と批判した。

 パプア・ニューギニアのピーター・オニール首相のスポークスパーソンは、「気候変動で家を失うのがダットン大臣の家族であっても冗談を言えるだろうか?」とダットン・ジョークを批判した。また、キリバスのアノテ・トング大統領は、「太平洋の海面上昇について俗悪な冗談を言ったダットン移民相は道徳的に無責任だ。腹が立つより悲しくなる。自分の胸に手を当ててよく考えてみるがいい。このまま海面上昇が続けば、オーストラリアは太平洋島嶼国からの難民を受け入れなければならなくなる」と批判した。マーシャル群島のトニー・ド・ブルム外相は、「オーストラリアの大臣が太平洋の海面上昇で冗談を言ったことに失望している。我々の南にある汚染大国では無神経にも限りがないらしい」とツイートしている。

 ショーテン労働党党首は、「アボット首相は、ダットン移民相を取るか、オーストラリア国民を取るか、決めなければならない」と要求した。
■ソース
Opposition calls for Peter Dutton Cabinet dumping after joke about rising sea levels in Pacific

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