米中絶反対運動家空港で拘束される

ビザ取り消しのままメルボルンに到着

 アメリカの中絶反対運動家、トロイ・ニューマン氏がアメリカからメルボルン空港に到着した飛行機から降り、入国する前に国境警備局職員に拘束された。ニューマン氏はオーストラリア・ビザが取り消されていたが、そのまま、アメリカの空港を通り、飛行機に乗ったもの。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 これまでにニューマン氏は、「なぜ中絶手術をした医者が死刑にならないのか」などの発言をしており、9月30日に豪移民省が同氏のビザを取り消し、コロラド州デンバーの空港では搭乗を拒否されている。

 しかし、同氏は、ユナイテッド・エアラインズのフライトでメルボルンに到着しており、ピーター・ダットン移民相のスポークスウーマンは、「航空会社が、到着国入国に有効なビザを持たない旅客を乗せることは法律で禁じられており、同航空会社には罰金が科せられることもありえる。ニューマン=マリオッティ氏は有効なビザを所持しないことから、国外退去処分が実行されるまでメルボルン空港の豪国境警備局に拘束されることになる」と発表した。

 ニューマン氏は、「オペレーション・レスキュー」と称する反中絶団体を主宰しており、オーストラリアでは反中絶団体「ライト・トゥ・ライフ・オーストラリア」の主催するイベントで演説することになっていた。同氏は、「ビザ取り消しは、私が暴力を煽っているとする虚偽に基づくもの。25年間、平和で祈りに満ちた運動を展開してきた」と語っている。

 「オペレーション・レスキュー」のシェリル・サレンジャー政策主任顧問は、「豪政府はトロイを政治犯に仕立てた。豪政府が虚偽を信用して、トロイの自由と言論の自由を奪った」と語っているが、サレンジャー氏自身も1980年代に中絶クリニックを破壊する謀議で2年間投獄されたことがある。

 豪政府は、アメリカの歌手、クリス・ブラウン氏の来豪についても過去のドメスティック・バイオレンス歴が理由で入国禁止措置を採っているとしている。
■ソース
Troy Newman: Anti-abortion activist detained after flying to Melbourne despite visa cancellation

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る