連邦総選挙、依然として保守連合敗北の可能性残す

フェアファクス-イプソス最新世論調査でデッドヒート展開

 世論調査や公認賭博によると、ビル・ショーテン労働党が2016年連邦選挙で勝利すると予想している人は5人に1人もいない。しかし、7月2日の投票日を控えて実施された最新のフェアファクス-イプソス世論調査によると、労働党に投票または一位二位のプレファレンス票を与えると決めている人は50%前後いる。

 このような矛盾した結果が出ていることから、予想外に労働党が勝利する、あるいは保守連合が僅差で辛勝する、あるいは下院でどちらも多数を取れず少数派内閣を結成することになるのいずれかではないかという読みが高まっている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 この調査では、回答者の27%が、緑の党や無所属諸派に投票すると答えており、二大政権党の支持率がじりじりと侵食されている。その二大政党の支持率はプレファレンス票集計後で50対50と互角になっている。また、二位プレファレンス票の質問では労働党が51%とわずかに保守連合の49%を上回っている。

 ただし、「有権者の予想」と「有権者の意図」の間でこれほどの開きがあることについては、「有権者の予想」は、公認賭博の配当率とかなり一致しており、投票意図よりも現実に近いとの説もある。世論調査では保守連合勝利が60%、労働党勝利が17%と大きく開いている。

 また、緑の党支持率は13%だが、14%が無所属諸派支持に回っており、VIC州のデリン・ヒンチ、NSW州のフレッドナイル、TAS州のジャッキ・ランビー、QLD州のグレン・ラザラス、ポーリン・ハンソン、SA州のニック・ゼノフォン・チーム3人などが上院を目指している。上院は州ごとの比例代表制となるため、無所属諸派が当選しやすく、そうなれば、トニー・アボット保守連合政権のように予算案が上院でストップする事態が再現される可能性がある。

 労働党の弱みは一次支持率が低いことで、保守連合の40%に対して33%にしかならない。また、マルコム・タンブル首相支持率は49%、ビル・ショーテン労働党党首支持率は35%となっている。また、業績に満足、不満足では、タンブル首相は満足率49%、不満足率41%で純満足率がプラス8%となっている。一方、ショーテン党首は満足率42%、不満足率50%で純満足率がマイナス8%となっている。
■ソース
Fairfax-Ipsos poll: Dead heat on election eve as Coalition faces shock loss

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