ピッコリ教育相、NSW州議会で労働党議員射つ真似

オレンジ選挙区補欠選挙で労働が射撃党と投票取引

 先週末に行われたNSW州議会オレンジ選挙区補欠選挙は国民党の安定地盤とされていた長年の伝統を破り、射撃遊漁農民党候補が当選する気配を強めている。泡沫政党だった射撃党が州議会下院に議席を占める気配に州議会では保守連合政府与党と野党労働党との間に緊張感が高まっている。

 エイドリアン・ピッコリ教育相は、オレンジ選挙区で射撃党とプレファレンス票を互いに国民党より上に入れる取引をした労働党議員に指を向けて、「バン、バン、バン」と銃で射つ真似をしたため、労働党議員席から野次が飛ぶ騒ぎになった。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 オレンジ選挙区では国民党得票数が前回比で34%減という記録的な事態になり、フィリップ・ドナト射撃党候補が当選宣言することになる。11月17日の下院質問時間に、先日まで州国民党副党首だったピッコリ教育相が労働党非難を始め、「労働党は射撃党党員を下院に持ち込んだ。射撃党は教育問題には無関心だ。彼らは、ジョン・ハワード(元首相)が成立させた全国的な銃砲規制を廃止したいのだ。ルーク・フォリー労働党党首は、射撃党の当選を祝っていた。何がめでたいのか? AR-15アサルト・ライフルか? 射撃党の狙いはそれだけだ。労働党は彼らを手伝ってやったのだ。私には妻と子供が2人いる。8歳と6歳だ。休暇に家族がどこかに出かけた時にそこがポート・アーサーになるかも知れない」として、半自動小銃で35人が射殺されたタスマニアの観光史跡の名を挙げた。

 これに対して、労働党議員から、「恥を知れ」との野次が飛ぶと、ピッコリ教育相が立ち上がり、労働党議員に向けて「バン、バン、バン」と怒鳴った。後にピッコリ大臣は、フェアファクス・メディアに対して、「労働党支持者も射撃党を支持した労働党の行動には首をかしげることだろう」と語った。一方、ロバート・ボーサク射撃党上院議員は、「ピッコリ氏は自分が閣僚から外されるのを心配しているのだろう」と発言した。

 フォリー労働党党首は、「国民党がNSW州中西部の農業地帯に向けて何の施策も取ってこなかったことから国民党批判票を唱えた。保守連合とは異なり、労働党は終始一貫して厳しい銃規制を支持してきた」と語っている。
■ソース
‘Bang, bang, bang!’: Adrian Piccoli attacks Labor in NSW parliament over Shooters deal

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