北部準州自治議会、国道の無速度制限区間廃止

アリススプリングスの北350kmの区間に130km/h制限

 北部準州(NT)の名物になっていた無速度制限区間を労働党自治政権が廃止した。この区間はアリススプリングスからダーウィンに向かう国道で350kmの区間のみとなっていた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 郡部自由党(CLP)前政権は国道の無速度制限を誇っていたが、労働党は速度制限設定を主張しており、アリススプリングスからアリ・キュラン・ターンオフまでのスチュアート・ハイウェイの350km区間を無速度制限区間にしていた。しかし、2016年8月の選挙で自治議会政権を獲得した労働党が公約通り無速度制限を廃止したもの。

 野党CLPのギャリー・ヒギンズ党首は、「準州民は労働党の公約を支持して投票したのだからこれも有権者の意思だ。それに抵抗するわけにはいかない」と認めている。

 ナターシャ・ファイルズ保健相は、「無速度制限区間は安全の理由で廃止した。時速130kmで十分なはずだ。ドライバーに速度を落とし、安全に運転してもらいたい。これから雨季に入れば路面状況も変わりやすくなる」と語っている。

 速度制限については、前CLP政権のアダム・ジャイルズ主席大臣は、「速度制限は過保護国家の傾向だ」として自由な速度を主張していた。また、ハイウェイに沿ったロードハウス経営者らは、「地点Aから地点Bに行きたいだけの人も大勢おり、そういう人らはロードハウスで一休みしたものだが、速度制限が厳しくなるとそれだけ移動にも時間がかかるようになり、ロードハウスで一休みもしなくなるという不安を語っている。

 この無速度制限区間で自称で最高走行速度は295km/hとものがある。また、以前には準州内全域の国道で無速度制限が行われていたが、2006年に時の労働党政権が全域に制限速度を設け、その後、CLP政権がこの350km区間を無速度制限区間とした。
■ソース
Northern Territorians voted to scrap open speed limits, CLP opposition admits

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