インドネシア、オーストラリアとの軍事協力停止宣言

「共同訓練中に豪軍基地で侮辱的な訓練資料」

 インドネシアは、インドネシア軍部隊が豪軍特殊部隊と共同訓練中に特殊部隊基地で侮辱的な訓練資料を見つけたとして、豪軍との一切の軍事協力を停止すると発表した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 「侮辱的な訓練資料」の具体的事実については明らかにされていないが、インドネシアのメディアは、インドネシア軍の教官が、パースの訓練施設でラミネート張りの掲示を見つけ、その内容がインドネシア建国の理念を侮辱するものだったとしている。

 ABCは、インドネシアの特殊部隊、コパサスが豪軍特殊空挺部隊(SAS)とパースの基地で共同訓練中だったが、インドネシア軍報道担当官が、「協力関係を直ちに停止した」と伝えている。

 ウリャント少将は、協力関係停止の理由についてノー・コメントとしているが、インドネシアの大手紙、コンパスは、そのできごとの前にも、コパサス部隊員が、「豪軍特殊部隊基地の授業内容にインドネシア軍を侮辱する内容があった」と訴えたと伝えている。

 協力関係の停止がいつまで続くのか、2月に多国参加の海軍共同演習が予定されており、その共同訓練がどうなるのかについても明らかにされておらず、インドネシア海軍報道担当官は、「豪軍との協力関係を即時停止するという発表は聞いたばかりだ。合同演習についても調べて後に発表する。まず、詳しい情報を得てからになる」と語っている。

 両国の軍事協力は、2009年にオーストラリアの対外諜報機関がインドネシア大統領や大統領夫人、政府高官の携帯電話の盗聴を試みたことが、2013年にABC放送とガーディアン・オーストラリア紙によって暴露されたことを受け、一時的に中断された。
■ソース
Indonesia suspends all military cooperation with Australia, reportedly over ‘insulting’ training material

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