「センターリンクの過剰・誤給付返済命令はやり過ぎ」

「システムは愚か者の設計に違いない」とウィルキー議員

 センターリンクが大勢の人にコンピュータの自動システムで「福祉金の過剰・誤給付につき、返済すべし」として、返済要求金額を記載した手紙を送りつけているが、実際にはかなりのメールが過剰・誤給付を受けていない人にも届いており、問題になっているが、連邦政府はセンターリンクのシステムを擁護しており、アンドリュー・ウィルキー無所属連邦下院議員が連邦政府とセンターリンクの自動システムを批判し、「愚か者が設計したに違いない」と発言している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 センターリンクのこの自動システムは国税庁(ATO)のデータとセンターリンクのデータを相互参照していると説明されているが、返済する必要のない人にも「過剰・誤給付金額を返済せよ」との手紙が届いていることについて納得できる対応をしていないとの批判が出ていた。

 この自動システムは、2016年7月以来169,000通の返済命令を通知しているが、政府は、「通知を受け取った5人に1人はセンターリンクから過剰・誤給付を受けているが返済の必要はない」と発表している。

 ホバートのウィルキー議員は、「センターリンクから手紙を受け取って、自分の年所得の半分を超えるような金額をセンターリンクに借金していると言われればどんな気持ちがするだろうか。連邦政府のクリスチャン・ポーター社会保障担当大臣はこのシステムを即時停止しなければならない。このような手紙を受け取った人は驚き、恐怖にかられ、自殺の一歩手前まで追い込まれるのではないか」と語っている。

 前日、ポーター大臣は、「この手紙に対する苦情の率は低い。手紙は受取人にオンラインにアクセスし、情報を更新するよう指示されているだけだ。これは督促状ではない。データに食い違いがあるから訂正するよう丁重に指示しているだけだ」と語っていた。

 福祉機関を管掌する福祉事業省では、民間企業に委託し、窓口の職員に対して、「市民の攻撃的態度対応訓練」を進めている。これに対してウィルキー議員は、「市民の不満はよく理解できる」と語っており、また、公務員労組(CPSU)のマイケル・タル全国副書記長は、「窓口職員を攻撃することは間違っている。職員は単に命令されたことを実行しているだけだ。このITシステムとセンターリンクが臨時職員を雇っていることが問題だ」として、政府やセンターリンク幹部を非難している。
■ソース
Centrelink debt recovery system failures have ‘frightened’ recipients, Andrew Wilkie says

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る