ブルーマウンテン市のアンザック・デー行進に資金援助

テロ・リスクで予算膨張、一時は資金不足で計画中止

 毎年4月25日、オーストラリアやニュージーランドの各地で開かれるアンザック・デーの行事は、最近のテロ・リスクのため警備や障壁の増強などが要求され、小地区ではコストがかかりすぎるようになっている。ブルーマウンテン市では遂にアンザック・デー行進計画の断念をほのめかす地区も現れたが、地方自治体が資金援助することで開催のめどがついた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 1月11日、カトゥーンバ、ブラックヒース、スプリングウッド、グレンブルックの退役軍人連盟(RSL)は、「アンザック・デー行進を、ニースやベルリンで起きたようなトラック突入攻撃を防ぐ障害物設置などを含め、テロ攻撃から守るための警備には何千ドルもかかることが明らかになった。それだけの資金がないため、今年の行進は中止せざるを得ない」と発表していた。

 その発表を受けて、ブルーマウンテン市議会と州政府が互いに経費負担を押しつけあって争う事態になった。結局同日夜にはブルー・マウンテン市のマーク・グリーンヒル市長が、「必要な経費は市が負担し、また市の所有するトラックを障害物として使うよう提案する」と発表した。

 市がどれほど支出しなければならないのかはまだ明らかではないが、カトゥーンバRSL支部では「1万ドルを超える」としており、グリーンヒル市長は、「市が全額を負担する必要がないことを願っている」と語っている。

 また、州政府のトロイ・グラント警察相の報道担当官が、「州政府は市議会と経費を折半することを提案した」と発表したが、グリーンヒル市長は、「そのような提案を受けていない。しかし、州政府が半分負担してくれるのなら結構なことだ」と語っている。

 RSLでは、「各レベルの政府が話し合うべきだ。州政府、地方自治体、連邦政府が揃ってアンザック・デーがどれほど大切な日であるかを口にするが、それなら肝腎な時に退役軍人を支援するために率先して進み出るべきだろう」と語っている。
■ソース
Blue Mountains Anzac Day marches given council lifeline after security costs dispute

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