「シリア難民児童の溺死体もポート・アーサーもフェーク」

ワン・ネーションQLD州議会候補がブログに掲載

 ワン・ネーション党のQLD州議会議員候補選びは、中国政府を嫌う中国系女性候補が公認されていたが、その発言がたたって、ポーリン・ハンソン党首が直接同候補の公認を取り消す結果になった。1月12日にはさらに一人が、「2015年にトルコ海岸に打ち上げられた3歳のシリア人男児の遺体の写真はフェークだ。また、タスマニア州のポート・アーサーで起きた35人射殺事件も現実には起きなかったでっち上げ事件だ」と自分のブログに掲載したことが報じられた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 QLD州マルグレーブ選挙区で出馬を予定しているピーター・ロジャーズ候補のブログは、「この男児が溺死したというのは嘘で、子供は今でも元気に生きている」としている。

 男児、アイラン・クルディちゃんは、シリアから逃れてトルコに留まっていた家族がゴム・ボートでギリシアに逃れようとしたが荒波でボートから投げ出されたもので、母親のリハナさん、兄弟のガレブ(4)ちゃんも死亡している。しかし、アイランちゃんの遺体の写真が公表されると世論は一時期一気に難民受け入れに傾いた。

 ロジャーズ候補はそのブログで、アイランちゃんの溺死は父親アボドゥラ・クルディさんの作り話だとしている。

 また、1996年のポート・アーサー大量殺害事件についても、「その報道で国内世論は銃砲取り締まり強化に傾いたが、まったくの嘘を根拠にしており、事件そのものがねつ造だ」と書いている。

 ニック・マッキムTAS州選出緑の党連邦上院議員は、「ロジャーズの主張は最悪だ。ワン・ネーション党は直ちにロジャーズ候補の公認を取消し、TAS州民に対する重大な侮辱とまったくの嘘についてハンソン党首が謝罪すべきだ」と語っている。
■ソース
One Nation candidate Peter Rogers’ blog claims drowned Syrian toddler photo, Port Arthur massacre fake

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