高齢女性のホームレス人口増加。家賃高騰のあおり受け

生活上の大きな変化で住居を失う

 国内大都市圏の住宅価格高騰が問題になっているが、政府はまだ何の打開策も提案していない。住宅価格高騰は賃貸物件の家賃の高騰に反映しており、家庭内暴力や離婚、失業、その他様々な不可抗力の問題が起きれば誰でもホームレスになる可能性があると言われている。

 ホームレスの人々の利害を代表する「Homelessness Australia」の報告書で定住地を失った高齢女性が増えていることが明らかにされている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 同団体のジェニー・スミスCEOは、女性は子供を産み、育てるために労働市場を出たり入ったりすることが多いため、予期しない生活の危機を迎えホームレスになる可能性が高い。別離で十分なスーパー年金もなく、退職年齢に向けて持ち家もないけれど、現在の年金や住宅事情では低収入から家賃を払い続けることはほとんど不可能だ」と語っている。

 同団体では、全国に28万人のホームレスの人々がいると推定しており、昨年、宿泊所を求めてきた人のうち7万人は宿泊所が満員のために断られている。

 スミスCEOは、「連邦レベルでホームレス解消に何の政策もたてられていない。低家賃で住める住宅政策もない。ホームレス救済に予算が増やされることもないどころか逆に減らされている」と語っている。

 政府に政策がないため、ミッション・オーストラリアが12か所のアパート・ビルで運営するコモン・グラウンドのように慈善団体に頼らざるを得ない状況が続いている。その慈善団体の用意する宿泊所でさえ常に不足している。
■ソース
Homelessness: Older women couch surfing, sleeping in cars due to unaffordable housing

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