バイロン・シャイア、オーストラリア・デー・ボイコット中止

連邦政府、「市民権授与式権取り上げる」と恫喝

 NSW州北部海岸地域のバイロン・シャイア・カウンシルは、オーストラリア先住民族のアボリジニおよびトーレス海峡諸島人に敬意を表し、オーストラリア・デーの行事を全て他の日に移す決議を行っていたが、連邦政府から恫喝を受けて決議を撤回、1月26日にオーストラリア・デー行事の市民権授与式を行うと発表した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 9月の議会で同カウンシルは、市民権授与式を含めたオーストラリア・デーの行事を全て前日の1月25日に行うと発表していたが、連邦政府から反撃があり、スコット・モリソン連邦首相がソーシャル・メディアで同カウンシルを批判し、「甘ったれた自己嫌悪」と表していた。また、モリソン政権は、同カウンシルの市民権授与式開催権を剥奪した。

 その結果、同カウンシルは市民権授与式のみ1月26日に行い、他の公式行事はすべて前日に行うとしている。

 バイロン・シャイアのサイモン・リチャードソン緑の党郡長は、「シャイアの連邦国家の一員としての義務とカウンシルの権限で行うオーストラリア・デー行事とを区別している。連邦政府は市民権授与式を1月26日から移すことはまかりならんと言っている。市民権授与式は基本的に連邦の行事であり、だからカウンシルとしても、分かりました。1月26日に行いますというほかない」と語っている。

 この変更で、カウンシルは市民権授与式開催権を回復した。

 リチャードソン郡長は、「今回の決定以来、ソーシャル・メディアでは猛烈な批判を受けているが、そのほとんどはシャイア外の住民からだった。毒々しい内容のメッセージが多かった。明らかに、1月26日のオーストラリア・デーがオーストラリアの行事として神聖不可侵と考えている人が多いようだ。しかし、住民の支持は圧倒的だったし、オーストラリア・デーの他の行事を前日に移すことが重要だと考えている」と述べている。
■ソース
Byron Shire Council backflips on Australia Day boycott after Federal Government intervenes

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る