QLD州、パーマーとカッター党合併

政界第三勢力の名乗り見込み

 QLD州は100年前から奇妙な政治風土の歴史を持っているが、3月21日、QLD州政界奇人の2人、クライブ・パーマーが率いるパーマー統一党(PUP)とボブ・カッターの率いるカッターのオーストラリア党(KAP)が合併し、自由国民党(LNP)、労働党(ALP)に次ぐ第三勢力の名乗りを挙げる考えが明らかになった。

 QLD州議会にはKAPが3議席、PUPが2議席を持っており、特にKAPは党創設者のボブ・カッター連邦下院議員の息子ロブ・カッター議員が州KAP党首を務めている。同議員は、「両党合併で党議員が5人になれば第一野党労働党議員数を3人下回るだけになる。そうなればばかにできない勢力としてはっきり存在感を示すことができる」と語っている。

 合併はまだ本決まりにはなっていないが、KAPのレイ・ホッパー議員は、「無所属議員にも加盟してもらいたい。そうすればさらに存在感が強まり、政策にも影響力を持つことができる。個人的にも両党の合併と1人か2人の無所属議員の参加を期待している」と語っている。

 PUPのアレックス・ダグラス議員も「次の選挙までに合併が実現すると思う」と語っている。同州では1998年の選挙でワン・ネーション党が11議席を得たが、内紛などを重ね、次第に勢力を減らし、議員として残った者も無所属になった。

 両党が合併を考える理由がもう一つあり、QLD州の選挙法が改定され、選挙後に州財政から支出される選挙費用の受給資格が「党の得票数が全投票数の4%を超えていること」から、「10%を超えていること」と大幅に引き上げられることがある。2012年の選挙ではKAPの得票率は12%あったが、PUPはまだ存在していなかった。そのため次期州選挙でPUPがKAPの票を浸食することが予想され、結果的に両党がそれぞれ10%の得票率に達せずに公的選挙費用を受けられないおそれが出てきた。合併すればその問題を回避できるというわけである。

 QLD州議会選挙は2015年3月の予定。(NP)

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