QLD州首相、一挙7万ドル昇給へ

独立機関報酬審査会が勧告

 3月27日、QLD州議会の役職付き議員の昇給勧告が発表された。それによると、キャンベル・ニューマン州首相の場合には22%、年約7万ドルの昇給となる。勧告した報酬審査会では、「この数字はバランスの取れた妥当な範囲。民間企業のCEOははるかに高い報酬を得ている」としているが、州財政の赤字を理由に財政引き締めの犠牲を強いられている州民が政治家の昇給を喜ぶかどうかというところ。

 2013年8月、ニューマン州政権は42%の昇給計画を阻まれ、人事院に似た独立機関「報酬審査会」を設立した。同審査会は州議会議員の基本給を決めるが、今回は議員以外の役職を持っている場合の新算定基準の勧告のみとなっている。

 ニューマン州首相の場合には年収が38万ドルになり、アナスタシア・パラスチュク野党労働党党首の場合には年8万ドル増え、年収31万ドルになる。他の議員もほとんどが委員会などに名を連ねているため、何らかの昇給がある。

 審査会のティム・ブレイルスフォード委員長は、「合理的で一貫性のある体系だ。州首相の賃金は民間企業のCEOや省庁の事務次官クラスよりも低い。この昇給は昨年7月に遡る。これは一回限りの昇給だ」と述べている。

 フェアファクス系ラジオに出演したニューマン州首相は、「審査会は政府から独立した機関であり、私は州民が好むと好まざるとにかかわらず、その機関が公正な判断で決めたことだ。従わなければならない」と語った。しかし、昨年、ニューマン州政権が大幅報酬引き上げを提案した時には42%の昇給案になり、州公務員の大量解雇の後だっただけにニューマン政権の独裁的な性格が露わで、州民からは猛烈な反発を受け、ニューマン首相も謝罪せざるを得なかった。(NP)

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