首相、旅費公費請求で追及される

党基金翌日に医学研究機関訪問で

 8月26日朝の保守連合議員会議にトニー・アボット首相が1時間遅れたため、イアン・マクドナルド議員らが立腹して追及した。マクドナルド議員は他の議員から批判を受けた。しかし、アボット首相が、同日早朝にメルボルンのピーター・マカラムがんセンターを訪問したために遅れたと説明した上、メルボルンでは前日夜の党基金集めのパーティに出席したが旅費を公費請求するために同センター訪問をスケジュールに組み込まなければならなかったと語ったことがメディアに漏洩された。

 アボット保守連合政権は、ジョー・ホッキー財相が、「おもらいの時代は終わった」として、とかく政府からの金を期待するオーストラリア国民の性癖に終止符を打つとしていたが、政府が国民には財政引き締めをいいながら、自分たちでは相変わらず「おもらい」の気風が残っているという不満が国民の間に募っている。

 同がんセンターは、VIC州の医療労組(HSU)幹部の組合資金使い込み事件で内部告発したキャシー・ジャクソン書記長が自分でも組合資金使い込みをしていたと追及されている事件で資金を提供した機関として知られている。

 しかし、マルコム・タンブル通信相は、「アボット首相がそのような理由説明をしたという記憶はない」と証言している。一方、スティーブ・チオボ議員は、「首相は当然ながら地域社会のイベントや活動、社会にとって善とされる活動には積極的に関わっている。従って、首相の移動はすべて公費請求資格に当てはまる。首相は医学研究に限らず、オーストラリア社会に献身している。首相非難はためにするものだ」と反論している。

 また、パーマー統一党のクライブ・パーマー議員は、「一国の首相だ。どこに行こうと、何をしようとすべて公費でまかなわれるべきだ」と日頃に似ず妙に物わかりのいい発言をしている。(NP)

http://www.abc.net.au/news/2014-08-27/abbotts-office-denies-pm-misused-travel-entitlements/5699262

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