労働党「QLD州政府調査」設立支持

PUPの連邦上院調査委員会要求に

 連邦保守連合政権は強引で専横な政治を続けているが、それより先、キャンベル・ニューマン自由国民党(LNP)QLD州政権樹立で、かつてのビヨルケ・ピーターセン国民党QLD州政権に似た強引専横な政治が展開され始めたと見ることができる。ピーターセン政権は社会的には保守的、経済的には徹底した自由主義で環境よりも開発優先、人権よりも国家権力優先、金権的な体質で、非民主的な法制を出して反対派を弾圧し、政権そのものは犯罪レベルにまで腐敗していった。

 かつてピーターセン政権でPRを担当したQLD州の鉱山富豪、クライブ・パーマー氏率いるパーマー統一党(PUP)のグレン・ラザラス連邦上院議員が、8月28日、連邦上院で、「ニューマンQLD州政権に対する連邦上院調査委員会設立」動議を出した。動議そのものは手続き上の理由で採決を拒否された。しかし、10月には再び適切な手続きで動議が提出されれば審議にかけられることになり、労働党と緑の党の支持があれば上院で成立し、下院の採決を必要としない。

 調査項目は多岐にわたっており、ニューマン政権の連邦資金使用、州政府機関公務員任命問題などの他利害の抵触も問題にしている。これまでPUPの動議には距離を置いていた労働党が、「次に動議が出された時には反対しない」との態度を明らかにした。

 ジョー・ルドウィグ労働党上院議員は、「ニューマン州政府は14,000人の州公務員を解雇するなど、トニー・アボット連邦首相に合わせた筋書きの州政治を進めている」と語っている。

 ニューマンQLD州首相は、「クライブ・パーマーPUP党首の動機は明らかだ。パーマーの出自は国民なら誰でも知っている」と片付けている。(NP)

http://www.abc.net.au/news/2014-08-29/senate-inquiry-into-the-newman-government-one-step-closer/5705008

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