「2013年のイルカの大量座礁死はウイルスが原因」

SA州で7か月にわたり50頭が浜に乗り上げる

 2013年、約7か月にわたり、50頭以上のイルカが浜に乗り上げて死亡した現象を調査していた研究チームが、ハシカ・ウイルスに近いモルビリウイルス属のウイルスが原因だった、とする報告を発表した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 当時、イルカ以外にも何百件という海洋動物の死が報じられていた。

 SA博物館の主任研究員、キャサリン・ケンパー博士は浜に乗り上げて死亡したイルカの検死解剖を行い、モルビリウイルスが主要原因だとしている。

 さらに、「この現象が起きる前の2,3年、SA州のイルカはモルビリウイルスに感染していた。しかし、イルカがこのウイルスで発病するためには何らかの他の原因があるはず。その頃、海水温が非常に高くなっていたことが関係しているのではないか、同じ時期、魚が大量に死滅する現象も起きていた。しかし、どのような関係があるのか、確かなことは分からない」と述べている。

 また、「ウイルスはイルカの免疫系を冒したのではないか。そうなった時に何か他の病気が広がったのではないかと考えられる。たとえば、肺の寄生虫、肺炎、脳障害などがある」と述べている。

 南半球で海洋生物の大量死とウイルスが関連づけられた現象としてはこの2013年の現象が初めてである。ケンパー博士は、「海洋汚染が続く限り、今後もこのような大量死が起きることは間違いないが、それが一起きるかは分からない。人間が環境に対して及ぼしている影響によって今後ますますこのような現象が起きるようになるだろう」と述べている。
■ソース
Mysterious dolphin die-off in SA waters in 2013 caused by virus related to measles

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