WA、世界最大の恐竜の足跡、州北西部で発見

全長1.7mの竜脚類、旧LNPプラント予定地で

 WA州北西部に計画されていた元天然ガス液化プラント建設予定地の着工前の考古学発掘を行った科学者グループが研究結果を発表した。建設予定地には竜脚類の全長1.7mの足跡など1億3000年前と推定される時代の恐竜の足跡の化石が多数見つかっている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 現場はブルームの北方にあり、1億3000万年前には巨大な河口の三角州で恐竜が湿った砂地を走り回っていたと考えられる。また、1.7mの足跡がいくつも残されており、これまでに発見された中では最大の足跡になる。

 発掘調査を行ったのはQLD州大学の調査団で、脊椎動物古生物学者のスティーブ・ソールズベリー博士が論文を著し、2年から3年の査読を経た後、Memoir of the Society of Vertebrate Paleontologyに発表した。

 足跡は現在は1億3000年前の砂が固まってできた砂岩にしっかりと残っており、ソールズベリー博士は、「足跡だけでもそんなに大きい動物が存在し得たのだろうかと言うことになるが、実在したという証拠が残っている。1.7mもの大きさだからうっかりしばらくその存在に気づかなかったこともある。しかも、その地域には21種の恐竜の足跡が見つかっており、おそらく一つの地域で足跡が見つかった種の数としては世界最大だろうと述べている。

 ソールズベリー博士は、「海岸の広い地域に見渡す限り恐竜の足跡だらけという場所もある。牧場の池の周りの泥に牛やヒツジ、カンガルーの足跡までがびっしりと残っているところを想像すればいい」と述べている。この地域はジェームズ・プライス・ポイント付近にあり、ウッドサイド社のプラント計画が出された時に考古学的発掘調査が始まった。そこにおびただしい数の恐竜の足跡があることはおそらく何千年も前から知られていた。

 結局、ウッドサイド社は、経済的に引き合わないとして、この土地のプラント計画を放棄した。現在は国家自然遺産に登録、永久的に保護されている。
■ソース
World’s biggest dinosaur footprints found in north-western Australia

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