オーストラリア国民の職業観世論調査

オーストラリア国立大学の研究チームが発表

 先週、オーストラリア国立大学(ANU)の研究チームが、「科学に対するオーストラリア国民の信条と態度」報告書を発表した。その中で、国民の間に科学に対するポジティブな評価があることは認めたものの、科学の成果についてはやや対立した見解が見られるとしている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 回答者の多くが、「医者は職人よりも尊敬されるが、社会にとってはどちらも重要」と考えているなど、社会への貢献と評価の間に隔たりがあることが明らかになった。

 また、「社会に貢献する職業」と「社会的に名誉のある職業」の間の相関性について興味深い結果が出ているとしている。

 たとえば、科学者、職人、農業従事者はこの相関性が低く、「社会に貢献しているが尊敬を受けていない」と考えている人が多いことが明らかになった。

 逆に、科学者を社会的に名誉の高い職業と考えている人でもその職業が社会に貢献していると考えていないことも明らかになった。聖職者、軍人、ジャーナリストは秤の正反対側にあり、聖職者やジャーナリストが重要で同時に名誉の高い職業と考えている人は少ないことが明らかになった。しかし、自分の職業が社会に貢献していないと考える人ほど社会的名誉も低く見積もっていることが判明した。

 科学の進歩に対しては矛盾する態度が示されており、90%の回答者が、科学はより健康で楽で快適な生活を可能にした。科学の恩恵は科学の害よりはるかに大きいと考えているが、半数近い回答者が、科学の発展が速すぎること、今後もこの速さが続くものと考えていること、しかも、科学についてよく情報を得ており、毎日のように科学や技術の成果を使っていると考えている人達の間にそういう考えが強いことが明らかになっている。

 一方、アメリカ人よりもオーストラリア人の方が科学の成果を肯定していることも明らかになっている。
■ソース
Under the microscope: The professions Australians most value

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