間違ったジョギングと肥満が若年者の骨関節症の原因に

「関節に無理がかかり、症状悪化」と運動医療専門家

 近年、関節炎の一種、骨関節症患者が若年者の間で倍増している。しかも、最近のデータでは肥満とジョギングが原因になっているらしいことが言われている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 メディンバンク・ベター・ヘルス・インデックスによると、従来加齢と共に増えるとされていた「磨耗型」関節炎だが、25歳から39歳までの年齢層の骨関節症患者が2007年の1%から2015年には2%に増えていた。

 同インデックスは国内1000人を対象に調査を行ったもので、この変形性関節疾患は、女性に患者が多く、2007年の1.6%から2015年の2.8%に増えている。

 メディバンクのリンダ・スワンCMOは、「余分な体重と高インパクト反復運動が相まって骨関節症を引き起こしている。同時期、25歳から39歳までの年齢層のジョギング人口は2007年の14.3%から2015年の34.5%へと倍以上に増えている。また、同時期に肥満体人口は僅かに増えて23%になっている。また、40歳から54歳までの年齢層ではジョギング人口は12.3%増えて22%になっており、肥満体人口は29.8%から32.7%になっている。

 ドクター・スワンは、「体重が増えれば関節への負担も大きくなる。当然ながら、この25歳から39歳までの年齢層に肥満体が増えているのかという疑問が出るはずだが、答はイエスだ。運動をする人が増えていることは結構だが、次には、関節に負担をかけない運動の仕方を伝えることが重要になっている」と語っている。

 運動生理学者のドクター・バネッサ・ライスは、「運動だけでは関節がすり減ることはない。ランニングのようにインパクトの高い運動をする場合にやり方がまずければ関節への力も大きすぎるし、関節のすり減りも加速される。ドクター・ライス自身ランニングをしており、ファン・ランなどで「まずいやり方」を沢山見ている。その一つとして、「歩幅を大きく取ろうとして足を遠く前に投げ出す方法ではヒップにストレスがかかる。扁平足の人も反復ストレス障害になりやすい」と語っている。また、初心者がもっともやり方がまずく、ランニングの姿勢の悪さや、筋肉ができあがっていない間に無理をしようとするなどの欠陥があると語っている。
■ソース
How jogging could be adding to rising arthritis in young Australians

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